アメリカヤマシギはなぜノリノリな歩き方をするのか?日本にいる?

2024/01/29

雑記

動画やSNS、またテレビでノリノリで道路を横断していく鳥の姿、見たことないですか?

すんぐりむっくりな姿でリズムよく2,3羽で歩いてる感じの。

どこかしらで目にしたことがある人はそこそこいるかと思います。

そこで今回は、このノリノリな歩き方をする鳥「アメリカヤマシギ」について以下のことをまとめてみました。

・ノリノリな歩き方をする理由
・日本にいるのか
・ヤマシギの特徴

結論、なぜあのような歩き方をするのかというと「エサ探しのため」なんだとか。以下で詳しく説明してますのでよかったら是非(*^^)

目次

アメリカヤマシギがノリノリな歩き方をする理由

アメリカヤマシギがノリノリな歩き方をする理由


アメリカヤマシギがノリノリで歩いている理由は、土の中にいるエサ(ミミズ)の場所を探るための動きなのでは?と言われています。

ぼっち2200

ミミズは地面の振動に驚いて地表に出てくる習性があるみたいです。


なのでコンクリート上を歩いているアメリカヤマシギは、ミミズが見つからないのでひたすらリズムに乗ってフミフミしている様子ということに...?

通常はこの動画のように、土をフミフミして土の中のミミズをおびき出してから、長いくちばしでズボッと捕らえるスタイルです。

上の動画20秒あたりから見ると分かりやすいです。

ぼっち2200

くちばしで挟むんでなく、細長い舌を使ってミミズを捕らえるようです


なので頭頂部付近にある目は、エサを探している最中でも危険を察知しやすくするためだったり、

天敵を見つけやすいという役割があるのではないかと思われます。

ヤマシギの視界は水平で360度、垂直180度

実際ヤマシギの視界は水平で360度、垂直180度だそうです。後ろにも目があるようなもんですね。

ノリノリな歩き方をする鳥アメリカヤマシギ

アメリカヤマシギはその名の通りアメリカやカナダに生息している鳥で主に森林や茂みの中、沼地で過ごしているようです。

この他にもヨーロッパや日本にも生息しているただの「ヤマシギ」もいます。


こちらの動画は、アメリカヤマシギがノリノリな歩き方で横断している様子が見られますが

日本にいるヤマシギもこの動画のようにノリノリな歩き方をするようです。

後ろについてるヒナたちも親を真似してとてもキュンとしちゃいますね...!キュートアグレッションが発動しそうです。

アメリカヤマシギは日本で見られるのか?


日本の各地に「ヤマシギ」はいるようです。

アメリカヤマシギという名前ではありませんが、同じようにノリノリな歩き方でエサを探します。

上の動画では、神奈川県にある舞岡公園でノリノリ歩きしているヤマシギを見られます。

また日本の野鳥識別図鑑では、水鳥→干潟や湿地にいる水辺鳥→チドリ目→シギ科→ヤマシギ属に分類されており

日本各地で撮影されたヤマシギを閲覧できますよ。

ぼっち2200

「アマミヤマシギ」と呼ばれる奄美群島や沖縄諸島に生息している日本固有種のヤマシギもいるそうです


ヤマシギは日本のどこにいる?

ヤマシギは日本のどこにいる?

日本の野鳥識別図鑑でのヤマシギ発見場所は、日本列島の上から順に

北海道、青森県、埼玉県、千葉県、神奈川県、静岡県、愛知県、岡山県、山口県、長崎県でした。

詳細な地域は真剣に野鳥撮影したいという方、各々でご確認ください。

※マナーない撮影者が鳥を追いかけたせいで、寄り付かなくなってしまったというコメントがあったため

撮影されていたスポットは山の方にある広場や公園、林道、畑など人通りがすくなく、自然が身近に感じられる場所が多かったです。

ぼっち2200

とある地域の河川敷や水田でも確認されたことがあるようです


ヤマシギが見られる時期、時間帯は?

ヤマシギが見られる時期、時間帯は?

日本の野鳥識別図鑑をみると10月~翌年4月にかけて見られるようです。

夕方から活動するため主に夜行性のようですが、昼間に遭遇した方や日没前後に見つけていた方もいました。

また撮影者さんのコメントを見ていると

・根気よく探してようやく撮れる

・警戒心が強い

・保護色のため見つけづらい(枯葉と似た色をしている)

など...

先ほどの動画でもだいぶズームして撮影されていたので近寄ることも難しいでしょうし、見つけるのにも忍耐力が必要そうです。

なので遠くから慎重にヤマシギを観察したい方は双眼鏡を持っていくと良いでしょう。


また本格的なカメラはないけど撮ってみたい方は、スマホに取り付けられるスマホ用望遠レンズがあると便利かもしれません。

暗闇でもしっかり捉えたいなら高感度撮影に優れたカメラを購入するのも一つの手です。

なかなか見つけることさえ難しいようなので、生でノリノリな歩き方をしているヤマシギを見つけるには運も必要かもしれません(-_-;)

ヤマシギの特徴

ヤマシギの特徴

識別する際はこのようなポイントを頭に入れておくと、似ている鳥「タシギ」と間違えにくいかと思います。
・ずんぐりな丸っこい形
・全体的に茶褐色(所々が黒かったり
・頭頂部に近いつぶらな目
・長いくちばし
・頭に黒い横線が4つ
やはり特徴的な目の位置や後頭部の黒い横線を確認できればヤマシギ確定ですかね。

ヤマシギに似ている「タシギ」

ヤマシギに似ている「タシギ」

ヤマシギに似ている「タシギ」2枚目

どちらもタシギです。ぱっと見、長いくちばしと全体的な色味がヤマシギっぽく見えます。

ヤマシギより小型のようですが、見つけたら「まだ幼いヤマシギかな」なんて思っちゃいますね。

ですがよく見ると、くちばしから頭のてっぺんに向かって白い線が数本入っているのでここに気付けば見分けられますかね。

ヤマシギの鳴き声

この動画ではビー・ビーと鳴いていますが、繁殖期や飛翔時などで鳴き声もまた変わるようなので

「この鳴き声がしたら」という見つけ方は難しいかもしれません。

まとめ

今回はアメリカヤマシギはなぜノリノリな歩き方をするのか?日本でも見られるのか、ヤマシギの特徴や見られる時期などまとめてみました。

ノリノリな理由は土の中のミミズを見つけるために、足でフミフミしてミミズをおびき出すという行動からのものでした。

日本にはヤマシギがいるので、運が良ければノリノリでミミズを探す様子が見られるかもしれません。

ですが、主に夜行性でかんたんに見つけられる鳥ではないようなので、軽い気持ちでバードウォッチングは難しそうです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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