【ASMR】嫌い・気持ち悪い・イライラする心理とは?

2024/02/19

心理

Youtube動画で人気なコンテンツ「ASMR動画」(エーエスエムアール)

個人差はありますが、ASMR動画を視聴することにより聴覚や視覚が刺激され、心地良い感覚を得られる人がいます。

この心地良い感覚がクセになり、リラックスやストレス解消目的で視聴する人も多いです。

そんな人気コンテンツのASMR動画ですが、中には何がいいのか分からない・気持ち悪い・不快などマイナスなイメージを持つ人もいるようです。

そこで今回は、ASMR動画の良さが分からない・気持ち悪い・不快と感じる人の心理について調べてみました。

目次

ASMRのジャンル

咀嚼音や生活音、環境音など身近なところから出る音にフォーカスを当てたものが多いです。

食べている様子や料理中の音など普段の日常から切り取れるものや、マイクに直接「心地よい」と感じられる音を作り出すものなどさまざまです。

咀嚼音

カラフルな食べ物や食欲をそそられる食べ物がテーブルに並び、それがひたすら口に運ばれていく様子とともに咀嚼音を楽しみます。

カリカリ、ザクザク、ゴクゴクなど食感の良い食べ物などを食べる際の音が心地よく感じられる人がいます。

自然界の音


雨のザーザー、焚火のパチパチ、海のさざなみや川のせせらぎなど山や海へ訪れたかのような気分になれます。

なかなか自然に触れる機会がない人やストレスを抱え気味な人にぴったりなASMR動画です。

キッチンの音


お菓子作りの動画に出てくるチョコを刻む音や泡だて器を使っているときの音などが好きな人には好きなようです。

その他には、鍋を煮込んでいるグツグツ音、食器を洗っているカチャカチャ音、野菜を刻む音など

夕飯を作っている母親がキッチンにいるかのような安心感やなつかしさを感じられる動画もあります。

マッサージの音


マッサージしている最中の肌がこすれる音やトントンとタッピングしてマッサージしていく際の音が心地よく感じる人もいます。

このような動画は音とともにマッサージされている人物も見ることで、自分がマッサージされているかのような気分になり心地よさが増します。


マッサージと似た部類で美容室でシャンプーをされているときの音というのもあります。

頭をわしゃわしゃされている音やシャワーを使う際に発する音のすべてが心地よく、眠りに誘われる人も少なくありません。

指と物を使って出す音


キレイなネイルをした手と化粧用具や小物などを爪を使ってカチャカチャさせる音が心地よいと感じる人もいます。

物を使ったASMRで有名なのはスライムを使った動画で、握りつぶしたり刻んだときの独特なムチムチとした音が病みつきになる人もいます。

またマイクに梵天(耳かきの綿)を触れさせたり、クリームや糊などを塗りたくることで鳴る音はイヤホンを通して聞くと何とも言えないゾワゾワ感があります。

ASMRが苦手と感じる原因

ASMRは聴覚や視覚が刺激されることでゾワゾワっとした何とも言えない感覚が心地良いと感じる人もいる一方、そのゾワゾワが不快に感じる人もいます。

特に多いのは咀嚼音で、普段から他人や家族との食事でそもそも無理と感じている人がいるため

このような動画が人気になった際に「考えられない」という意見が多かったのではないかと思います。

クチャクチャ食べる音

ASMRの咀嚼音でクチャクチャ鳴る音が苦手

ゾワゾワを感じる動画はさまざまですが、その中でも咀嚼音の動画に関しては不快という意味でゾワゾワする人もいます。

ASMRは視覚もそうですが聴覚もより大事なので、Youtuber側は音を楽しんでもらおうとクチャクチャ音を鳴らしながら食べていることが多いです。

その様子が人によっては食事マナーが悪いと不快に感じてしまうことがあります。

やはり日本に住んでいると咀嚼するときは口を閉じるのがマナーだったり、昔からの教えであることが多いので

咀嚼音動画が気持ち悪いと感じる人もいるのはしょうがないかと思います。
ちなみに人間のクチャクチャは気分悪いけど、動物の咀嚼音なら許せるという人も中にはいます。

可愛らしいです(*^^)こう思えるものでも不快な人は不快なので人それぞれですね。

全体的にうるさい音

ASMRは聴覚メインなところもあるので、Youtuberによっては心地よい音を高音質で聴いてもらいたいがためにそれが裏目に出てしまうこともあるかもしれません。

また「間」を考えずただひたすら音を出し続けていればいいという感覚のYoutuberもいるので、そういう動画にあたると「ASMRってこんなものなのか」と勘違いしてしまう場合も。

自分も見てほしいんだなと感じる

ASMRで自分アピールが目立つ動画が苦手

咀嚼音ならば口元だけであったり、手元がメインな動画はよくありますが

ASMR動画でお顔全体を映した食事シーンだったり、全身を映すことがメインになっている動画もたくさんあります。

ASMR目的で視聴する人にとっては、そのような撮影をしている人のナルシストな部分が見え隠れしているのが気に食わないということもあるようです。

音を出したい気持ちが伝わる

ASMRでわざと音を出している感が苦手

咀嚼音ならば音がしっかり伝わるように少し口を半開きにした状態で咀嚼した音を聴いてもらえたらと考えているYoutuberもいます。

調理中の音でもわざと音が出るようにまな板へのトントンが過度だったり、ヘラを無駄にカンカン鳴らしたりなどが不快に感じる人も。

また爪を使って小物をカチカチ音立たせたり、「この音好きでしょう」と言わんばかりに過剰に音を出している様子が伝わると

ウザく感じてしまう人も少なからずいるかと思います。

音嫌悪症(ミソフォニア)


簡単に説明すると他人から発する特定の音に対して嫌悪感や攻撃衝動にかられる症状のことです。

その特定の音としてよく言われるのが咀嚼音なので不快に感じる方の中にはこういう症状の方も、もしかしたらいるかもしれません。

このような症状をかかえる方の中には他人の鼻息、くしゃみ、咳などに対してもストレスを感じたりイライラしてしまうそうです。

楽して再生数を稼いでいるように見える

ASMRでラクして再生数を稼いでいるように見える点が気に食わない

動画制作は企画から準備、撮影、編集など素人には分からない裏側の苦労があるかと思いますが、素人からするとASMR動画はカンタンそうに見えてしまいます。

自然界の音ならば、海や山へ行って録画ボタンをぽちっとするだけで撮影はできそうですし、雨の音なら家の中でも可能のように感じます。

また咀嚼音動画であれば、ただ好きなものを買ってカメラの前で食べればよいだけという風に視聴者は思いがちです。

それらの様子がとてもラクして再生数を稼いでいると捉えられるため、嫉妬も混じったムカつく気持ちがわいてくる人もいるようです。

まとめ

ASMRが嫌い・気持ち悪い・イライラする原因のほとんどは咀嚼音の動画が原因かと思われます。

わざわざ音を出しながら食べる様子を動画にしていることが考えられないという人もいますし、音だけでなく食べている口元が生理的に受け付けない人も。

その他にはASMR動画なのに、自分の可愛さやかっこよさをアピールしているのがメインに見えるような動画に対して嫌悪感を抱く人もいます。

また動画制作はどんな動画であれ大変ですが、ASMR関連の動画は一見すると「食べるだけ」「音を出すだけ」とカンタンそうに見えてしまうため

ラクに再生数を稼いでるように思われてしまう点で否定的な意見が出てしまうこともあるようです。

ASMR動画はこのようにマイナスな意見も多いですが、紹介したASMRジャンル以外にも素人には考えもつかない物や方法で

素敵な音を見つけ出している動画もあるので、探してみると意外な発見と驚きがあるかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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