防災ラジオっていろいろありすぎて悩みますよね。
買うなら手回しタイプが便利だけど、果たしてしっかり機能してくれるのか?って疑問に思いませんか。
私自身手回し充電による実力がどんなもんなのか、ほんのおまけ程度なのでは?と疑いの心を持っていたので気になってました。
ということで今回は
・手回しでスマホ充電は何%増えるか
・手回しでラジオはどれだけ聴けるか
・手回しでライトはどれだけ点灯するか
・乾電池でのスマホ充電はどんな感じ?
について検証しました。
ちなみに我が家の防災ラジオ(ECO-303 KOBAN)は、乾電池でもラジオやスマホ充電ができるのでそれも含めて紹介していきます。
結論を言いますと、手回しラジオは使えます!
ですが、スマホ充電に関しては手回しによってバッテリーはほぼ増えません。
▼今回検証した防災ラジオのレビュー▼
目次
手回しラジオは使えない?手回し充電するときの条件
手回しで防災ラジオを使うときは、ハンドルを一定回数まわして充電を溜めなければいけません。
手回し充電の際、以下のことを守るよう取説に書いてあります。
・1分間に150~180回まわす
・180回以上まわさない
・何もかも「切」の状態でまわす
※このラジオの場合
最低150回ハンドルをまわす
手回しで満充電するには、1分間に150~180回ハンドルを回す必要があります。
今回は最低ラインの150回に統一してます。
ですが私ちょっと非力なため平均1分~1分半で150回となったときの充電度で検証してます。
※回転が遅くても充電できてるってことでもないので、ある程度1分に近いペースで回す必要があります
ハンドルは180回以内にとどめる
私がやると大体120回あたりから急にめちゃ軽くなるのですが、調子のってまわし過ぎるのはダメだそう。
なので「たくさん回して充電溜めておこう~!」って使い方はできません。
※蓄電器の故障原因になる。
手回し中はすべて「切」
ラジオ聞きながら・ライト照らしながら・スマホ充電しながら手回しで充電をためることはできません。
というか推奨していないが正しいですかね。
実際ライトやラジオを「入」の状態でハンドルを回しても光りだしますし、ラジオも流れてきます。
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手回し→スマホ充電何%増える?
今回はスマホと充電ケーブルをそれぞれ2種類準備して、バッテリーの増え方に違いはあるのかを検証してみたのですが
なんだかんだ1、2%ほどしか充電されないので期待できないです。
取扱説明書では以下のように書かれています。
|
※電話の種類、電池の残量等で異なります |
そもそもの話なんですが、取説に
「スマホ充電でバッテリーはこれだけ増えるよ」という記載はないので
スマホなら「連続通話時間」「連続待ち受け時間(=電波を正常に送受信できる時間)」が維持できるという感じで捉えておくべきというか...。
それでも「スマホどれだけ充電してくれるの?」って考えちゃいますよね。
こんな感じで検証してみた
150回まわしたあと電源を切ったスマホを接続して、3分後にバッテリーがどれだけ増えたか確認しました。
※3分以上経つと充電が終わっていることが多かったため
スマホの電源入でもやってみたんですが、充電中マークがつくものの必ず1分以内に終わるため意味なし
検証したスマホは2つ
・現役スマホ(iPhoneSE3)
・古いスマホ(iPhone6S)
現役スマホはバッテリー問題なし、古いスマホはバッテリーの減りが早くバッテリー表示がたまにアホになります。
それぞれの充電ケーブルで接続
・USB Type-Aケーブル(画像左)
・USB Type-Cケーブル(画像右)
画像右のUSB Type-Cケーブルは、防災ラジオに付属している「USB-A 変換アダプタ」を使って接続します。
現役スマホ+USB Type-Aケーブル
開始時:55%(バッテリー残量)
終了時:57%
3分で2%増えました。
現役スマホ+USB Type-Cケーブル
iPhone充電ケーブルの片方がUSB-Cになっているものに、付属品のUSB-A 変換アダプターをつけて充電してます。
この方法で接続すると必ず1分もしないうちにスマホが自動で起動し、充電も終わっていました。
開始時:48%
終了時:49%
1分も経っていないですが1%増えました。
再度同じように試したら、1%も増えませんでした。
古いスマホ+USB Type-Aケーブル
開始時:70%
終了時:75%
3分で5%増えました。
古いスマホに関してはバッテリー表示がおかしいときがあるので、正しい数値でない可能性が高いですが一応。
古いスマホ+USB Type-Cケーブル
開始時:63%
終了時:24%
現役スマホのときと同じく、1分ほどで自動起動しました。
だいぶデタラメすぎて参考になりませんが一応。
もう1回試したら70%→8%でした...。
充電切れのスマホは復活しない
充電切れの現役スマホ は、手回しで復活してくれるのか検証してみました。
結果は、3回試してみたものの電源が入ることはなかったです。
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スマホのバッテリー状態によっては”維持”できる
充電切れのスマホはバッテリーに問題なくても手回しで復活できませんでしたが、バッテリーが残っているなら維持はできそうです。
取説に記載されている電源持続時間(目安)の「連続通話時間(約1分)」「連続待ち受け時間(約30分)」に関しては
検証に使った現役スマホなら連続待ち受け時間30分は持ちました。
通話時間は試してないのですが、電波状況や環境によって変わると思うので何とも言えません。
手回し→ラジオ何分聞ける?
150回まわしたあと、ラジオが聞きとれなくなるまで流し続けました。
FMラジオの場合
取説による電源持続時間(目安)は約30分のところ、約1時間聴けました!
目安の持続時間より30分超えて流れ続けてくれたのは頼もしいです(゜゜)
そのときの状況ですが、ラジオを流して30分あたりで急にザーっと聞こえづらくなったのでつまみを何度かいじりました。
結局そばにあったモバイルバッテリーが原因だったようで、どかすと50分までキレイに聞きとれました。
徐々にスピーカーに耳を当てないと聞こえないレベルになってきたのでそこで終了しました。
ラジオはほぼ聞こえなくなりましたが「ザー」音は聞こえるので、完全電池切れではないようでした。
その後なんとなくライトを「入」にすると、しばらく点灯し続けたのでライトならまだ普通に使える電力は残っているようでした。
AMラジオの場合
取説による電源持続時間(目安)は約40分のところ、約1時間13分聴けました!
こちらも目安時間より長く流れてくれましたし、FMラジオより雑音がすくなく安定していた印象です。
こちらも時間が経つにつれ徐々に音が小さくなってくる感じで、めちゃ耳をすませば声を聞きとれはしましたが
こちらも最後は「ザー」音で終了という形になりました。
手回し→ライト点灯どれだけもつ?
150回まわしたあと、ライトが何分光り続けるか検証してみました。
取説による電源持続時間(目安)は約25分のところ、約20分光り続けました。
2回試してみましたが、まったく同じ結果でちょっと残念でした。
この防災ラジオのライトには白色LEDランプが3個付いていますが、消えるときはまとまってフェードアウトしていく感じです。
乾電池でのスマホ充電
この防災ラジオでは単三電池でライトやラジオ、スマホ充電ができます。
ニッケル水素充電池も使用できるので何かと便利です。
ここでは乾電池と充電池を使って、スマホ電源ONとOFFの状態でどのくらい充電されるのか検証しました。
使用するのは現役スマホ(バッテリー問題なし)とUSB Type-Aケーブルです。
中途半端につかってる乾電池で
使用した乾電池は中途半端に使ってあるもので、メーカーもバラバラです。
取説に60分以上の充電はしないよう書かれていたので、それを守ってどのくらい充電されたか確認しました。
※取説ではスマホ電源OFFで充電するよう書かれてます
スマホONで充電すると
→充電中マークが50分間ずっとついているがバッテリーは1%も増えない。
スマホOFFで充電すると
→30分後の起動で3%増えてた。
スマホ電源OFFなら使ってある乾電池でも充電してくれるようなので、新品ならさらに期待できそうです。
充電済みの充電池で
使用した充電池は昔ダイソーで販売されていたもので、満充電にして保管していたものを使いました。
スマホONで充電すると
→充電から30分で4%増えたがそれ以降変わらず。
スマホOFFで充電すると
→50分後の起動で10%増えてた。
充電済み充電池のおかげかスマホ電源ON状態でも充電されました。
使ってある電池でも何とかなるけど新品の乾電池、充電済みの充電池を備えておく方が安心です。
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手回しラジオは使えないのかを検証した防災ラジオ
株式会社太知ホールディングスの防災ラジオ ECO-303 KOBANで検証しました。
この防災ラジオではライト、サイレン、ラジオ、スマホ充電ができてかつ、とてもコンパクトなので
持ち運びや防災バッグに入れておくのにも邪魔にならないサイズ感でおすすめです。
使用する際は、手回しだけでなく乾電池(充電池も)やケーブルをつないでACアダプターやモバイルバッテリーから電力を供給することもできる優れものです。
長期保管による完全放電を気にする必要もなし!(約10年機能保持
KOBAN ECO-303の機能やレビューを書いているので気になった方はご覧ください。
まとめ
今回は防災ラジオ「KOBAN ECO-303」の手回し充電で、ラジオ・ライト・スマホ充電がどのくらい使えるのか検証してみました。
スマホ充電に関しては、手回しによる充電は一応されるものの数%だったので、防災ラジオを買う際は手回しに期待しすぎない方が良いです。
手回しが魅力的なら乾電池でも使用できる防災ラジオを買った方が安心です。
乾電池でのスマホ充電なら今回の検証で、最大10%増えたのでだいぶ安心感があります。
手回しでのライト機能については目安時間より早く切れて残念でしたが、ラジオ機能については目安よりだいぶ長く持ったので
良いところもあれば悪いところもあるといった感じですかね。
実際このように調べてみて、手回し⇔乾電池の切り替えができる防災ラジオにして良かったと心の底から思います。
この記事があなたの防災ラジオ探しの参考になったら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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